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zoom RSS 大騒ぎ!ホワイトデー聖戦!

<<   作成日時 : 2013/03/14 17:44   >>

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こんにちは。今日はホワイトデーですね^^

男性陣にとっては一大イベントの日なので、スキビの彼らも大奮闘しそうwってことで、書いてみました。
いつもの夏那らしくない様な夏那らしいような・・・?そんなSSですが、どうぞ、笑ってやってください。


***

『大騒ぎ!ホワイトデー聖戦!』


今日は3月14日。そう!世に言うホワイトデーの日である。

バレンタインデーと違い、街はそれほどざわめきたちもせず、穏やかな様子で、これぞまさに平穏ともいえる光景が広がる。

が、一歩LMEへと足を踏み入れると、そこだけは異様なほどの盛り上がりが!

入ってすぐに目に飛び込んでくる、ホワイトとブルーのバルーンやリボンで飾りつけられたロビー。
そこにはデカデカと『St. White Day』とかかれたプレートが・・・。


そして、LMEに所属するすべての男性に通達されていることがひとつ―――。

“今こそ愛する者に感謝と愛を伝えるべし”

―――それはこのLMEにおける看板俳優、敦賀蓮にもしっかりと通達されていた。

しかも社長直々に。


「・・何で俺だけ直通達なんですか?ほかのひとには書面通達だったはずじゃ・・。」

「やかましい!お前に書面で通達したところで、告白まではどうせしないだろうと思ってるからに決まってんじゃねーか!」

「社長。お言葉ですが、皆がみなこの日に必ず告白をするというイベントではなかったはずですが?」

「大体の男はするんだよ!イベントに便乗してな!しないのは、振られたばっかの野郎か、玉砕する覚悟のないチキン野郎だけだ!」

「・・・ちょっと強引すぎやしませんか?」

「何か言ったか?」

「イイエナニモ。」

「だいたい!お前と最上君は一体どうなってる!傍から見たらすでに出来上がってるカップルだというのに、未だに何の進展もなしとは!!それもこれもお前がヘタレだからだろう!!見ていてじれったいんだよ!」

「んなっ!!ヘタレって!」

「違うとは言わさんぞ?いいか?今日中に告白して、さっさとくっつけ!」

「そんな無茶苦茶な・・・」

「無茶もへったくれもあるかっ!いいのかぁ?どこぞの馬の骨たちに最上君かっさらわれても。確か、バレンタインの時、最上君はいろんな関係者にとびきりの笑顔でチョコを配っていたようだが?」

「・・・・すぐに行ってきます。」

「おう。がんばれよ。」


こうして社長室を飛び出し、キョーコがいると聞いた場所に向かった蓮だったが、そこで見た光景にあぜんとした。


「最上さん、これ受け取ってくれる?」
「キョーコちゃん、これ、バレンタインのお返し。」
「喜んでもらえると良いんだけど。」


次々に声をかけられるキョーコを中心に、おそらく十数名は群がっていた。

そんな男たちに、無邪気な笑顔で贈られた品々を受け取りつつも、「皆さん、ありがとうございます。かえってお気を使わせてしまう形になって、申し訳ありません」と頭を下げるキョーコ。

それを見るとすかさず周りの男たちがフォローを入れる。


「いや、そんなの気にしないで。」
「そうそう!俺たちも好きでやっているんだし!」
「うんうん。むしろ受け取ってもらって感謝してるくらいなんだから気にしないで!」

「そうだと良いのですが・・・ありがとうございます。」


そう言ってはにかんだ笑顔を見せられ、魅入ってしまった男性たちの動きが止まる。
それを見計らったように蓮は声をかけた。


「やぁ、最上さん。こんなところにいたんだね?椹さんが探していたよ。」

「あっ!敦賀さん。おはようございます。」

「凄い数だね。半分持つよ。そのままじゃ落としそうだ。」

「あ、ありがとうございます。」


言葉通り荷物をキョーコから半分受け取ると、ひとまず荷物を置こうとラブミー部の部室へと足を向けた。
荷物を置き、さぁ、椹のもとへと行こうとしたのに、パシリと自分の手首を捕まえられ、椅子に腰かけさせられたキョーコは気付く。


「・・・さっきの嘘だったんですね。」

「まぁね。あんなに囲まれてたら身動きとれないだろう?それに、少し疲れているようにも見えたから。」

「バレちゃいました?」

「俺に隠し事はいけないな。何かトラブルでもあった?」

「ん〜・・。トラブルと言うほどでもないのですが、今撮影中のドラマに出ているお子さんの扱いが難しくて。まだ2歳なんですけど、どうやら“イヤイヤ期”と言う物の真っただ中らしいんです。お茶目で可愛いんですけど、気にいらないことがあるとすねちゃって、機嫌を取るのが難しいんです。ただ、そんな2歳児を子育てする奮闘記のドラマなので、そのこともうまく向き合っていかなくちゃなんですけど。」


苦笑いをしながらも、その子の事は可愛いようで、


「大変だけど、子供って可愛いですよね〜」とこれまた可愛らしい笑顔で言うキョーコを、蓮は思わず抱きしめてしまいそうになる。

「あ、そうだ。今日の上りの予定、何時かな?」

「えっと、18時半ころだったはずですけど?」

「じゃぁ、その頃にいつもの駐車場で待ってて。その荷物、一人で持って帰れないでしょ?」

「あ・・。それもそうですね。でも、甘えちゃっていいんですか?」

「もちろん!君にならいくらでも甘えられたいくらいだよ。」

「・・・・・。」


甘やかなセリフに顔を真っ赤にするキョーコ。その赤らんだ顔はとても可愛くて、蓮のほうまでつられて赤くなってしまう。
その顔を隠す様に手で口元を覆い、一つ咳払いをする。


「じゃ、駐車場でね。」

「はい。」


こうして、愛しい彼女との時間を確保した蓮は、ほくほくした気持ちで撮影現場に向かった。


一方、キョーコも次の現場に向かい、順調に撮影を終えて駐車場へと向かったったのだが、そこで有りえない光景を目の当たりにして、大いに驚愕していた。


なっっっっっんで魔界人とショータローがここにいるのよ!!

しかも、そろいもそろってキョーコに向かってくるのだ。


「「よう、キョーコ。受け取れ。」」

「はいぃ?なんであんた達の物を私が受け取らなきゃなんないのよ!」

「“俺たち”んじゃなくて俺のだ。」

「それはこっちのセリフだ、不破。」

「どっちも受け取らないわよ。」

「これでもか?」


がさごそと包みを開けてキョーコの目の前にかざす二人。

尚のは、まるでリボンが金属のレースでできているかのような、繊細なネックレス。

レイノが手にしているのは、天使を模した小瓶で、どうやら香水のようだ。


「うっ・・かわいい。」


うっかりと自分の好みにドストライクだった小物達を見て本音を漏らすキョーコに気を良くしていた二人だが、キョーコの後ろにただならぬ気配を感じた二人は動きが停まる。


「「・・・。」」


二人の不自然な動きと、自身の背後から伝わるものすごくダークな気配を感じ、可哀そうなほどぎこちない動きで恐る恐る振り返ると、キョーコが予想した通り大魔王と化した蓮の姿が。


「ふぅん。確かに最上さんそういうの好きそうだけど、受け取るの?」

「受け取りませんよ!あんなもの!あの二人が私によこすのなんてろくでもないものに決まってますから!!」

「うん。いい返事だね。」


そう言うと、今迄のどす黒いオーラとは一転し、キラキラとしたオーラでにこやかにキョーコに告げる。


「さ、行こうか。」

「はい。」


さりげなくキョーコの肩に手をまわして、自分の愛車の方へ進もうとすると、後ろから野次が飛ぶ。


「おいっ!俺を無視するんじゃねー!!」


それはむなしく地下駐車場に響き渡る、尚の声。

二人に無視されてもなお「おいっ!聞こえてんだろっ!」と続ける尚の姿を憐れんで、レイノは思わず声をかける。


「諦めろ。アイツに送られてもあのキョーコが直ぐに男女の仲になるとは到底思えない。ま、アイツが何かアクションを起こせば状況は変わってくるかも知れんが、その可能性も低いだろうしな。」

「アクション起こしたらどーすんだよ。その前に止めなきゃなんにもなんねーだろが。」

「どうかな?俺はキョーコが手に入りすれば、アイツとそういう仲になろうが関係はないがな・・くくっ。」

「見境なしかよ。ったく。おまえ、アイツじゃなくて俺がキョーコかっさらったとしても同じこと言いそうだな。」

「当り前だ。なんなら同盟でも組むか?お前も面白いからまとめて相手をしてやらんでもないが?」

「俺にそっちの趣味はねー!!アーッ!もうっ!行っちまったじゃねーか!!」

「慰めてやろうか?」

「いらんっ!!帰るっ!!お前と話してるとろくなことにならねー気がするからなっ。」


尚はくるりと背を向けて帰宅した。


「くくっ。からかいがいのあるおもちゃだな。」そう独りごちるレイノも、その場を後にした。



ところ変わり蓮の車内。
いつもと道が違うことに気がついたキョーコは蓮に尋ねた。


「あれ?何処へ行くんですか?」

「ん?秘密。もうすぐつくからわかるよ。」

「?」


キョーコが首をひねっている間に目的地に着いたらしく、蓮は愛車を駐車場へと滑り込ませた。


「着きましたよ。お嬢さん。」


手をひかれて着いた先は、完全予約制の小さな隠れ家風レストラン。
店内は天使グッズや羽根、妖精などの小物で飾られており、メニューも羽根の形をしたものが置かれていた。


「かわいいっ!素敵ー!」

「気に入ってくれてうれしいよ。最上さんと来るならここだと思ってね。」

「こんな素敵なところに連れてきてくださってありがとうございます。」


そう言ってお礼を言うキョーコは、社内でプレゼントを渡してきた男性陣に見せたものより、遥かに柔らかく微笑んでいた。

その微笑みに、極上の甘い顔で微笑み返す蓮に、ついキョーコは顔を真っ赤に染めてうつむいてしまう。

そんな仕草にもひどく可愛らしいと心を揺さぶられ、さらに顔に締まりがなくなり、最早敦賀蓮の仮面を
付けているのが難しくなるほどで、蓮は慌てて咳払いをする。


「ん、、となに、食べようか?お勧めはハンバーグらしいけど、最上さん好きだったよね?」

「はいっ。」

「目玉焼きも載せる?」

「え・・と・・お願いします。」

「くすっ。じゃ、オーダーしていい?」

「あの、でもここ料金載ってないですけど?」

「ああ。一律料金なんだ。さっきっ君がお手洗いに行っている間に会計は済ませてあるから気にしなくていいよ。」

「ええっ?すみません!」

「俺が誘ったんだから、俺に払わせてくれると嬉しいな。」

「でも・・・」

「ダメかな?」

「では、お言葉に甘えて。」

「すみません。先ほどの物に目玉焼きを乗せて頂いたものを二つお願いします。」

「かしこまりました。」


こうして無事にオーダーも済み、美味しい料理もいただいて、今はデザートの真っ最中。


「はぁ。どれもこれもおいしいお料理でしたね。」

「そうだね。でも、俺は最上さんが造ってくれた料理のほうがより一層おいしく感じるけどね。」

「またそういうことを・・。」

「本当の事だよ?本音を言えば毎食最上さんの手料理が食べたいんだけどね。」

「ええっ?そんなまるでプロポーズまがいの事言わないでください!私じゃなかったら勘違いしてますよ?」

「勘違い・・して欲しいんだけどな。」


今迄の柔らかな雰囲気から一転、真剣なまなざしで話し出す蓮の様子に、キョーコはドキリと心臓を跳ねさせた。


「え?」

「俺は本気で君の事が好きなんだ。結婚を前提に、お付き合いしてもらえないかな?」

「そんな・・・私なんて・・」

「私なんてじゃなくて、君が、いいんだ。」


真剣なまなざしで訴える蓮に、これは本気だと悟るキョーコ。


本気には本気で返さなければ―――。


キョーコは自分の胸に手を当て、静かに目を閉じ、暫し逡巡する。

自分は彼の事をどう思っているのだろう?

少なからず、尚やレイノに抱くような負の感情は持ち合わせておらず、かと言って先の男性人達のように軽くあしらえるような気持でもない。

大事な先輩。
尊敬する先輩。

でも、抱きしめられると癒される。そんな感覚は蓮たったひとりに抱くもので。

いつからか解らないけれど、つい彼の事を探し、どうしているだろうかと気になるようになっていた。

それは彼に惹かれるが由縁の事であって、それが世間で言う好きという感情なのだろうと言うことは、認めたくはないが気付いていた。

でも・・・私が彼を求めてもいいのだろうか?

途中で飽きたと捨てられはしないだろうか?そうなってしまった時、私はショータローの時以上に立ち上がれなくなって、自我も保っていられなくなってしまうのではないだろうか?

知らず、キョーコの顔が苦悶表情になる。

それをみとった蓮が、思わず声をかける。


「・・・ごめん。君をそんな顔にさせたかったわけじゃないんだ。嫌・・だったよね?」


その一言でキョーコはハッと我にかえる。


「嫌なんかじゃないんです!」

「え?」

「ただ、敦賀さんに呆れられたり捨てられてしまったら、私は自我を保っていられなくなってしまうかもしれないと思ったら怖くて・・」

「!!そんなこと!絶対にありえない!!」

「!!」


蓮の普段聞くことのない大声にびっくりするキョーコ。


「あ、ごめん。でも、あり得ないから。君に捨てられることがあったとしても、俺が君を手放すなんて。無理だよ。俺には頼まれてもできそうにない。」

「・・・ほんとう・・ですか?私・・・敦賀さんの事、好きでいても構わないんですか?」

「もちろ・・・・え?好き・・・って・・言った?」


キョーコの一言に驚く蓮。まさかキョーコの口から“好き”という言葉を聞けるとは思わなかったのだ。



コクン。




キョーコの頭が縦に振られる。

それを見て、蓮はキョーコの手を両手で取って、今まで以上に柔らかく甘い笑顔を見せた。



「ありがとう。愛してるよ。」



それは蓮の心からの感謝と愛の言葉。




fin。


***

長くなりましたが、ここまでお読み頂きありがとうございました。

なんとか今回は間に合った。

誤字脱字とうございましたら拍手にてこっそり教えていただけると助かりますv

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