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zoom RSS アンドロイドの活用法

<<   作成日時 : 2013/03/11 15:24   >>

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『アンドロイドの活用法』



「で、出来た!!あとはこれをこうして・・・うん。完璧だ。」


この言葉を聞いて、俺はビクリと身をこわばらせた。

なぜなら彼・・敦賀教授が造るものは、何故かしら発想はいいのだが、作用力の調整が酷く壊滅的なのだ。

この前も「髪の毛乾かすの、結構めんどくさいですよね?」と聞かれ、うっかり「まぁな」と答えたばかりに、一瞬で髪が渇くドライヤーを創ったことはいいのだが、なんせ先にも述べたように作用力の調整は壊滅的なため、一度スイッチを入れたが最後、一瞬で髪がアフロヘアーになるという代物が出来上がってしまったくらいなのだ。
被害がマネキンですんだから良かったものの・・・恐ろしい。

で、今度は何を創ったんだ?アイツ。

恐る恐る扉を少し開け、蓮のいるスペースをうかがい、俺は見てはいけないものを見てしまった!


「さぁ、スイッチを入れてあげるからね。」


と、愛おしそうに寝ている少女に優しく声をかけると、あろうことか少女のスカートの中に手を入れたのだ!!


「ちょっと待った――!!」


と叫んで勢いよく残りの扉をあけると、なんとその少女は蓮の首にそのほっそりとした腕をからめ、それはもう濃厚なキスをしたのだ。


「んなっ!お・・まえなにやって!」

「ああ、社さん居たんですか。おはよう、キョーコ。」

「おはよう、マスター。マスター大好きv」

「こらこら。マスターじゃなくて蓮だろう?」

「蓮v」


空いた口がふさがらないが、よく見るとキョーコと呼ばれた少女の腰にはコードが付いている。


「あー・・・取り込み中の所悪いが、お前、完成したってコレの事か?はっや!!確か創るって言ってから未だ2日だろ?」


徹夜しやがったな?ったく、目の下にクマなんか作りやがって!


「そうですよ?良くできているでしょう?体温も、学習機能もばっちりついてますし、肌触りも完璧に再現してあります。」

「それはすごい・・・って!このアンドロイド一体いくらかかってんだ?」

「さぁ?覚えてないですけど、いいじゃないですか。そんな金額なんて。」


確かにお前の稼ぎから行ったら大した額じゃないかもしれんが・・


「いや、その前に、いくらアンドロイドだからって、あんな破廉恥なところに手を突っ込んで何してたんだ!コード付いてなかったら犯罪だぞ?」

「何って。起動スイッチ入れてたに決まってるじゃないですか。」

「んなものそんなところに付けんでもいいだろう?紛らわしいことするなッ!」

「だって、スイッチが見えたら美しくないでしょ?」

「そういう問題か?」

「そういう問題ですよ。」


あーそうかい。もう好きにすればいい。凝りだしたらとことんこだわるのはお前のくせだし、俺には何の被害も及ばないからいいけど。

でもな?目の前でアンドロイドだと解っていても、可愛い女の子が首に腕をからませて、頬ずりしているのを見せつけられたらたまったもんじゃないんだよ!


「で?お前の妄想か?願望なのか?さっきから、目の毒になるほどお前に絡みついてるその子の設定は?!いくら何でもやり過ぎだろう?」

「ダメですか?」

「目のやり場に困るだろう!もうちょっと控えめにしてくれ!」

「う〜ん・・・確かにこのままの設定だと、俺の理性もすり減りそうですね。夜だけのツンデレタイプにしときましょうか?」

「それもどうかしてると思うが。つか、夜に何するつもりだ!この変態教授!!」

「変態だなんて人聞きが悪いですね。僻まないでくださいよ。社さんにもクールビューティーな琴南さんタイプの作ってあげますから。」

「なっ!」


一瞬想像してしまったじゃないか。

俺に頬を染めながらすりすりしてくる琴南さん・・・イイ。
っは!これじゃ俺も変態じゃないか!


「いやいや、作る前に本人にそういうことしてもらえるだけの努力はしろよ。いくら趣味だからって、むなしいじゃないか。だからヘタレって言われてるんだぞ?」

「んなっ!ヘタレてなんていないですよ」

「んじゃ、さっさと本物のキョーコちゃんに告白の一つや二つするんだな。折角同じ芸能界にいて、作り物じゃなくて生身のキョーコちゃんがいるってのに。しかも、今まさにラブラブ(バ)カップル兄弟の設定で一緒に暮らしてるんだろ?そんなにおいしいシュチエーションにいるのに告白すら出来ていない男をヘタレと言わずになんて呼ぶんだ?いっそ哀蓮とでも呼んでやろうか?まったく、おにぃさんは悲しいよ。」

「・・・。」

「沈黙は肯定なり。お前が俺に教えたんだぞ?んなもの作ってないで、明日にでも告白して来いよ。」

「無理ですよ。だって、あの子セツでいるときは徹底しちゃっていますから。カインじゃない俺が告白したところで、『あなた誰?あたしにはだぁ〜い好きな兄さんがいるから』ってスルーされそうな気がします。」

「だったら、キョーコちゃんが素の時に告白したらどうだ?」

「試してみてもいいですけど、告白したところで、『私も敦賀さんの事好きですよ?尊敬する先輩ですもの。それより急にどうしたんですか?』とか、きょとんとした顔で返される可能性のほうが高い気がします。むしろそっちの方がダメージ大きい気もします。」

「そのセリフ、いっそ清々しいほど男として意識されてないもんな。そうだな。相手はキョーコちゃんだし、ラブミー部員だもんな。・・・・がんばれ?」

「他人事だと思って・・・。」

「あ、そうだ。そのキョーコちゃんの設定、リアルキョーコちゃんの思考回路に設定して打開策を講じてみれば?なんか攻略方法見つかるかもしれないぞ?」

「!!そうですね!!じゃ、さっそく!!」

いそいそとキョーコちゃん連れて行ったけど、攻略法・・・あるかな?
ま、がんばれ?蓮。

おわし。


***

前回書いたものとはだいぶ違いますが。書いてみました。
まぁ、内容的に蓮が変態って所は変わりませんが( ̄^ ̄)
因みに、前作では教授から、大ファンのキョーコの居る芸能界に入り、本物キョコさんと入れ替わってストーカー対策をうつ・・というようなお話でした(^_^)ゞ

あーもう、何で消したのか・・も一回探してみます。

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