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zoom RSS お久しぶりです^^;

<<   作成日時 : 2012/09/14 23:40   >>

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皆様、ずいぶんとご無沙汰しておりましたがいかがお過ごしでしょうか?
秋の風がずいぶんと吹くようになってはきましたが、まだまだ残暑は厳しいですね><
体調など崩されませんように・・・。

さてさて、こんなお久しぶりなブログなのに、何もなしではさみしいので、小話も投下しようと思います。

皆様よろしかったらお付き合いくださいませ


+++

『棚から牡丹餅』


随分と秋風が吹くようになってきたとはいえ、まだまだ残暑が厳しく、今日は近づいてくる台風の影響で特に蒸し暑かった。


「あ〜つ〜い〜」

「ほんっと。嫌になるくらい熱いわね。」

「気温はそんなに高くないはずなんだけど、湿度が高いんだよね?じめじめしてて嫌だぁ〜。」

「も〜っ!あんたまでじめじめした態度するんじゃないわよっ!余計に暑くなるでしょ!?」

「だぁって〜熱いんだもんモー子さぁ〜ん。ねぇ、お願いだからアイス一緒に食べようよ〜。」


ラブミー部室で机に突っ伏してぐたっとダレているキョーコに奏江は喝を入れた。

が、その喝は効き目もなく、さらにはアイスを一緒に食べようとせがまれてしまった。


「嫌よっ!あんたと違ってあたしは直ぐ身になるタイプなんだからねっ!」

「え〜。」


眉を八の字に曲げたその顔は、まるで捨てられた仔犬かのようだ。


「そんなしょげた顔しないでよっ!ったく!」


そんな様子のキョーコにねだられることにめっきり弱い奏江はうっかり首を縦に振るところだったが、いい案を思いついた。


「・・・あっ!敦賀さんなら喜んでアイスの一つや二つ食べてくれるんじゃないかしら?」

「無理よ!敦賀さんの食事情みてたらわかるじゃない。」


我ながらいい案だと思ったのに、あっさりと却下され、しかもその理由が見てもいない敦賀氏の食事情だなんて誰が納得できようか。

「はぁ?なにがよ?私はあんたと違ってそんなの見ていないんだから。」

「敦賀さんがアイスなんて食べるわけないもの。だって、あの体格でなんとかインゼリーとかカロリーなんとかで食事済まそうとするような人なのよ?」

「あ〜・・そう言えばそんなようなこと言ってたわね。でも絶対に食べてくれるわよ。」

「どうしてそんなことが言いきれるの?」

「そりゃぁ、アンタへの敦賀さんの態度見てたらわかるわよ。賭けてもいいわ。」

「賭けてもって、何気にひどくない?モー子さん。でも、何賭けるの?」


あ、乗るんだ。酷いとか言ってたくせに。

そんなことを思いながらも、絶対的な勝算を持っている奏江には賭けなど無いに等しい。


「そうね〜。敦賀さんがあんたとアイス食べなかったらあたしが何度でも食べてあげようじゃない。」

「ホント?じゃ、敦賀さんがダメでも、モー子さんが食べてくれるなら、今すぐ聞いてくる!」


嬉々として蓮のもとへ行こうとするキョーコをあわてて止める。
どうせ賭けに勝つのは目に見えているのだから、ついでにあの人に恩を売っておこうと奏江は考えていた。


「ちょっと!それじゃあんたがオイシイだけじゃない。敦賀さんが食べてくれたら、あんたは今後私に付き合わせようとするのはやめて、敦賀さんに頼むこと。」

「え〜?それじゃぁ敦賀さんが損するだけじゃない。」

そこは気がつくのね。あの人のアンタへの気持ちなんて、超がつくほどダダ漏れてても、まったく気がつかないくせに。
と、ツッコミを入れたくなったが、それを言ったとしても、どうせキョーコには理解されないだろと思い奏江はやめた。


「いいのよ。それはそれで敦賀さんがオイシイ思いするだけなんだから。それに私はあんたに連れられてアイスを食べなくても済むし。」

「あ〜ん・・・。モー子さんとのアイスデートがぁ…。」

「デートじゃないでしょ!とにかく!聞いてみなさいよ。ほら、丁度いいところに来てくれたことだし。」


奏江の言葉に振り向き、ドアを見ると、風通しのために空けておいた隙間から、噂の蓮と社が連れ立ってこちらへ向かってきていた。

「なになに?なんの話?」

にこやかに社が話しかけ、二人が部屋に入る。

「あっ!敦賀さん、社さん、お疲れ様です。」
「お疲れ。なに?俺に聞きたいことって。」


空いていたドアから少し話が聞こえていたのだろう、良くも悪くも蓮のほうから尋ねられてしまっては、キョーコは答えるしか選択肢はない。


「ほら・・」


奏江に肘で腕を軽く小突かれながら、キョーコはおずおずと蓮に話し始めた。


「あの・・・アイスを一緒に食べて頂けないでしょか・・・って、ダメですよね?」

「?いいよ。」

バツが悪そうに尋ねてくるキョーコに、なぜそんな態度で訪ねてくるのかという疑問を抱きはしたが、恋しい女の子がほんのり頬を赤く染め、上目遣いでアイスを一緒に食べてくれとおねだりしているのだから、断る理由など何処にもない。


「私の言った通りだったでしょ?これからはちゃんと、敦賀さんにおねだりするのね。」

「あぅぅ・・モー子さん・・・。」

「じゃ、私はこれで失礼するので、敦賀さん、キョーコがどうしてもアイスを食べたいそうなので、付き合ってやってください。」

「わかったよ、琴南さん。お疲れ様。」

いいパスを回してくれた奏江に感謝の意を目で伝えて見送り、蓮はキョーコとアイスクリームを食べるために、キョーコの気に入りそうな店をフルスピードで検索し始めた。



チャンチャン♪


+++++

奏江さんぐッジョブ♪
蓮さん、せっかくの棚ぼたなんだから、うまく利用してね〜

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