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zoom RSS 召しませVanilla U

<<   作成日時 : 2009/04/03 23:47   >>

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以前おねぇさまに『召しませ Vanilla』をささげたところ、拙ブログの10000HIT祝いに続きを送ってもいいかい?
という打診があり、「ぜひお願いします。」とお願いして、ついでにチョコットぼやいてみたのですよ。
「リレーとかに出来たら面白いかも・・・」と。

そうしたら何と!!!

それを現実化していただけることになりました!!

さすがおねぇさまvvvす・て・き///

そして、早くも続きVanillaが届きましたので、UPさせていただきますvvv

以下、夏那発信『召しませ Vanilla』のリレー開幕?です。

*******

『召しませ Vanilla』U

一年分の入浴剤を取り寄せることを決めた俺は、さっそく最上さんに電話をした。

『はい。最上ですが?』

「俺だけど。」

『敦賀さん。こんにちは。』

「はい。こんにちは。」

まるで幼い子供のようなあどけない声でのあいさつに、俺は笑ってしまった。

「入浴剤のCM見たよ。」

『え…あ……すみません。』

「なんで謝るの?」

君のおかげで、仕事に集中できなかったなんて、まだ言ってないけど?

『…お見苦しいものをお見せしまして……』

……この子は………本当に、自分のことが……俺の想いが、わかってない。

「綺麗だったよ。」

『……え?』

俺のふしだらな側面を隠すために、伝えないでおこうと思っていた感想を俺は素直に口にした。 彼女に、もうすこしくらいは警戒して欲しかったから。男として。

「可愛かったし。」

『………えっと……慰みの言葉をありがとうございます。』

 ………なんで、どこをどうしてそんな湾曲解釈ができるのか!??

『それで、ご用件はなんですか?』

あ。話題変えた。まぁ、いい。計画を実行するまでだ。

「うん。あのね、俺、入浴剤って使ったことなくて。」

『そうなんですか!?気持ちいいですよ〜♪』

「試してみたいなとは思っていたんだけど、そのきっかけもなくてね。」

『ぜひ、試してみるといいですよ!』

「今回、可愛い後輩がCMもしたことだし、これを機に……」

『あ、これはどちらかというと女性向けの入浴剤で香りが甘いので、男性は苦手な方もいるかもしれないですね。
でも、泡がすごく繊細で気持ちいいので、泡風呂がお好きな方にはおすすめですよ。』

彼女の丁寧な説明には電話越しで笑顔を返し、俺は言葉を続けた。

「一年分購入しようと思うんだけど、最上さんのつてでお願いしてもらえないかな?」

『……え?』

目の前に姿がなくても、彼女がピシリと固まったのがわかる。

『えぇぇぇぇぇぇぇ!?一年分!??』

予想通りの反応だ。

「うん。そう。一年分。」

『だめです!先ほども言いましたが、あれは女性用で甘いヴァニラの香りが売りなんです。
私は好きですが、敦賀さんがあの甘い香りを好きだとは思えません!泡風呂を試したいのでしたら、私がいただいている分を差し上げますから!一年分購入はその後で考えてください!!!!』

(掛かった!)

罠に掛った愛らしい獲物の姿を脳裏に浮かべ、俺はニヤリと笑った。

「それじゃ、今夜、持ってきてくれる?」



待っていたインターホンの音に、ソファから身を起して俺ははやくなりそうな足をできるだけゆっくりと動かし、はやる気持ちを隠して扉のノブをまわした。

「いらっしゃい。」

「こんばんは。」

礼儀正しく頭を下げる最上さんの姿に、やはり頬が緩む。

「どうぞ。上がって。」

「はい。お邪魔します。」

ついでだからと夕食を作ってくれる提案をした彼女。
俺としては、今後の展開で十二分にお腹いっぱいになれそうだったが、それを言ってしまってはすべての計画がそれこそ水の泡になるので、キッチンに立つ彼女にただ笑顔を返した。

「いつも悪いね。」

「いいえ。今日はグラタンにしますね。」

グラタン……

「今日は白尽くしになりそうだね。」

小さくそう呟いた俺を、彼女は振り返った。

「え?」

「いや。なにもないよ。」

にこりと深く笑ってみせれば、なぜか彼女は顔を青くして視線を手元に戻した。
そんな彼女の後姿……白い首筋のあたりをみつめて、俺はますます笑みを深くする。
グラタンよりも、その後のさらに白いものを味わうのが楽しみだなんて言ったら、今後永久に君のグラタンは食べれなくなりそうだな。

俺と他愛もない会話を交わしながら、最上さんは手際よく料理を作っていく。
グラタン、サラダ、スープとカリッと焼いたフランスパンがテーブルに並ぶ。

楽しい食後には、甘さ控えめのデザートまで出してくれた。

「………」

ほんのりと甘く、なめらかで、美しい白色の豆乳プリンを味わいながら、俺はにやけてしまった。

「……どうしたんですか?」

最上さんが不思議そうに尋ねてきた。

「ん?美味しいなと思ってね。」

「よかったです。お気に召していただけて。」

俺が、『お気に召』さないわけがない。

……君の肌を。

「……あのヴァニラも、こんな風に甘いんだろうね。」

「え?」

「君が持ってきてくれた、ヴァニラ。」

「……入浴剤のことですか?」

「うん。」

「確かに、香りは甘いですが……駄目ですよ?食べちゃ?」

まるで俺を子供扱いするように、くすくすと笑って彼女は言った。

「なんで?」

そんな愛らしい人に、俺は首を傾げて聞いた。

「……『なんで』って…入浴剤ですよ?食べたりしたら身体に悪いですから。」

今度は困ったように、真面目に答える彼女。
もともと冗談の苦手な彼女は、俺の言葉に冗談で切り返すことができないのだ。
それを知っていて、俺は言葉を続ける。

彼女を完全に罠に嵌めるために。

「食べれるよ。」

「……え?」

「ひとつだけ方法があるんだ。
浴剤や石鹸、シャンプーなんかを身体に害なく、美味しく食べる方法が。」

さぁ、飛び込んでおいで。この罠に………

「ん〜〜〜!気持ちいいー!」

不肖、ワタクシ最上キョーコ。
なぜか、ただいま尊敬する先輩のお部屋のお風呂でリラックス中。

「……これが、食べれるの?」

白い泡を手にすくい、私は首を傾げた。

ヴァニラの入浴剤。
香りはとても甘く、この香りから想像すれば確かに味も甘くて美味しくいただけそうだ。
でも、入浴剤のパックの裏にはやはり、ちゃんと注意事項がある。

「…やっぱり、食べれないわよね……」

入浴剤は食べれるのだと強く主張し、その方法を教えてあげるからと私をバスルームへ押しやった敦賀さん。
でも、どう考えても、食べれそうにありません!!!

「………」

まぁ、敦賀さんのご機嫌を損ねないように、とりあえず言う通りにしておいた方が無難よね。
………それに、もし、このあまぁ〜い香りのものたちが本当に食べれちゃったりするのなら、そんな素敵な方法を私も知りたいし♪

「………」

でも、やっぱり疑問。入浴剤を食べるのに、バスローブが関係あるの?
お風呂からあがり、敦賀さんから渡されたバスローブを広げて私はまた首を傾げた。

「あの……お風呂、いただきました。」

おずおずという感じでリビングに姿を現した最上さん。
その姿に、俺は眼を細めた。

「私が先にお風呂入っちゃってよかったんですか?」

「ああ。俺は君が来る前に入ったから。」

「え!?」

しまった。つい、本当のことを言ってしまった。

「せっかく、入浴剤持ってきたのに!なんで入っちゃうんですかー!?」

まぁ、いい。もう、彼女は逃げられない。

「大丈夫。後でまた入るから。」

それに、これは本当。

「え?短時間の間に、2回も入るんですか?敦賀さんって、私以上にお風呂好きなんですね。」

入りたくなくても、入らなきゃいけなくなるよ。君もね。

「それじゃ、さっそく教えようか。甘いヴァニラの入浴剤を美味しく召し上がる方法を。」

正直、リビングに彼女が入ってきた瞬間から、甘い香りが鼻について仕様がない。
それはきっと、ヴァニラの香りだけじゃなくて

………俺の恋しい少女自身の色香。

「こっちに、おいで。」

そう手を伸ばすと、彼女はすこし瞳を見開き……なにかに戸惑ったような、困ったような表情を見せた。
それでも、ゆっくりと俺が座るソファーの前まで来て、彼女の細い指を俺の手に触れさせた。

「………」

俺はその指に自身の指を絡めて、彼女の身を俺の方へ引こうとした
……だが、それは突然その甘い空間に割って入った機械音によって邪魔された。

「……敦賀さん。ケータイ、鳴ってますよ?」

「………ああ。ちょっと待ってて。」

いつもの定位置に投げ出していたケータイを取り、耳に当てた。

「はい?」

俺の声が不機嫌だったのは、仕方ないことだ。

『れぇーんんんん!!!』

しかし、予想通りの電話の相手は、予想外なハイテンションで俺の苛立ちを含んだ声を一蹴した。

『超スペシャルBIGニュースだ!!』

大げさな表現を使いすぎて、本来その言葉の持つ意味の深さや重要性のレベルを低くしてしまった女子高生と変わらない言葉遣いをするいい大人な男に、俺は怒りを通り越して呆れてしまった。

「なんですか?」

『ふぅ〜ふぅ〜ふぅ〜』

「気持ち悪い笑い方をやめてください。切りますよ?」

『切っていいのかぁ〜?キョーコちゃんのあのCMのことだぞぉ〜?』

「……え?」

それなら今、目の前で絶賛再現中です……とは言えない。

『そのCMの続編が決まったんだ!』

……俺は、嫌な想像をしてしまった。
まさか、あれ以上に露出の多い続編じゃないだろうな?
だとしたら、なんとしても阻止しなければならい。

『続編では、ヴァニラの妖精の虜になる男が出てくるんだ!』

殺す!!そいつ、確実に息の根を止めてやる!!!

『で、その役のオファーが来たんだよ!お前に!!』



………え?



『喜べ!舞い踊れ!蓮!!キョーコちゃんに意識してもらえるチャンスだぞ!!
……おい?蓮?………れぇ〜ん?』

彼の言葉は、もう俺の耳には入っていなかった。ケータイは棚の上に戻し、俺は妖精の元へと戻る。

「敦賀さん?お電話終わったんですか?」

はにかんで見上げてくる彼女の身体を、俺はただ包みこんだ。

「っ!!?敦賀さん!?」

甘い香りが俺を満たしていく。
君の虜にならもうなっている。でも、君を俺の虜にしてから美味しく召し上がれれば最高だ。
楽しみがすこし延びることになったが、より甘い計画を練るとしよう……

『おーーーい!蓮ーーーー???………また、壊しちゃったかな?ケータイ。今日はちゃんと手袋したのになぁ……』



―――ツーツーツー


つづく。

******

次は夏那担当です。うまく繋げられるかしら?

おねぇさまへ
改行を加えさせていただきました。ご了承下さい。

素敵な膨らませ方は流石ですね。いやはや、あのSSからここまで膨らませていただけるとは・・・。
しかしヤッシーがキモイのが笑える。
そして電話つながってるの忘れてキョコに夢中になるあたり、流石蓮ですね。
何気に社さん放置プレイですか。(笑)

さて、この続きどうしよう。しばらく引きこもって空想するかなぁ・・・(爆)

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内 容 ニックネーム/日時
夏那ちゃん。さっそくのうpお疲れ様です!!なかなかコメント書けなくてごめんなさい。
改めまして、10000HITおめでとう〜
ナイス改行☆ナイス編集☆☆☆
……ヤッシーはほら………クールに見えて実は乙女なドラえもんだから……キモイね。ほんと、キモイよね。←やたら頷く(笑)
そんなヤッシーなら(?)、放置も心広く許してくれるはず☆←何の根拠もない押し付け★

ねこブログにもお知らせをうpさせていただきました(^^)
付け足すことがあったら、言ってね♪
うちゅうねこ
2009/04/07 23:22
おねぇさま☆

なかなかコメお返事できずにゴメンナサイ。

>ねこブログにもお知らせをうpさせていただきました(^^)
付け足すことがあったら、言ってね♪

付け足すことは何もございません。(笑)
お知らせのUPありがとうございました。
これからも宜しくお願いします。
第3話のUPはもうしばらくお待ちくださいね=.=;ヾ
夏那
2009/04/10 21:43
レース前に入手した最新競馬情報を公開!
関屋記念の狙いどころを完全に押さえております。
この理由を聞けば納得の情報と思う事間違いなしです。 http://rank.getuby.net/st/
競馬生活
2009/08/14 17:56

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